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マンションの管理組合とは?理事になったら何をするの? 根本 健一不動産コラム2021年11月19日こんにちは。
今回は、管理組合と管理組合の役員(理事)についてです。
基本的にマンションを購入した場合、
そのマンション1室の所有者となり、
管理組合の一員になります。
管理組合の設立は法律(区分所有法)で義務付けられております。
管理組合とは
まず、マンションは戸建てとは違い、共同住宅ですので、何もかも自分の思い通りにはできません。
居住者同士で組織を作り、話し合いながら様々なことを決めていきます。
その組織のことを管理組合といいます。
「マンションの管理は管理会社がやってくれるもの」とお考えの方もいらっしゃいますが、管理会社はあくまでも管理組合から管理業務を委託されているのであって、マンションを維持管理していく当事者ではありません。当事者はあくまでも管理組合となります。
管理組合では、
選任された理事で構成される「理事会」が組織されます。
理事の選び方は主に「立候補」「推薦」「持ち回り(輪番制)」のうち、いずれかの方法で選出するのが一般的です。
まずは立候補者や推薦者が役員候補に選ばれますが、候補者が定員に満たない場合は、順番に持ち回りで役員が回ってくるのが一般的です。よって、分譲マンションを買った場合は、長く住んでいるとやりたくなくても一定周期で役員が回ってきます。
理事会の役員に選ばれた場合は何をする?
多くのマンションでは月に1回~数か月に1回のペースで理事会を開催し、管理会社から1ヶ月の間の管理費会計や修繕積立金会計の報告を受けます。その他、情報共有、トラブルや問題点の確認などを行います。開催頻度は管理組合によって異なります。
そして、マンションは年に1回、全ての管理組合員を集めて総会を行います。
総会で1年間の管理費会計や修繕積立金会計の報告を行うとともに、来期の予算案などの承認を求めます。
管理費や修繕積立金の改定など影響が大きい議題については、理事会ではなく総会で決議をとることで正式に決定します。
また、基本的に管理組合の役員は無償で行います。
マンションの良し悪しは管理で決まる
管理会社はあくまで管理の主体ではなく、管理組合から委託を受けて管理をしているだけですので、どのように管理していくのかについては、管理会社ではなく理事会で話し合って決めて管理会社に指示を出します。
居住者にとって住みやすいマンションを維持するためには、実際に住んでいる人の代表である理事会の活動が非常に重要になります。
モノ言う株主ではありませんが、
管理会社に任せきりでなく、ある程度意見を言う管理組合の方が良い住環境を維持している傾向が高いです。
管理運営に積極的に関わりましょう
マンションを維持管理する当事者は管理組合の皆様です。
当事者が積極的に関わり、より良い住環境を整え、資産価値の維持向上に努めましょう。